こんにちは。
来年度の税制改正へ向けての要望で、金融庁は「ニーサの恒久化と非課税枠の拡大」を目指していると2022年8月末報道されています。
岸田総理が「貯蓄から投資へのシフトを大胆に進める」と発言してから、「資産所得倍増計画」というプランを年末までにまとめるなかにおいての要望となります。
現在の一般NISAは2024年から新しいNISAへ移行するのですが、今までの様に120万円という分かりやすい非課税枠ではなく、まず投資信託のみ投資できるつみたて投資を20万円の枠で行ってもらい、そこに投資をした人はさらに102万円分、株などにも投資できるといった2階建てのような仕組みになっています。
これは、私もお客様に説明するときに苦労します。「投資が2階建?」「まずは、20万円投資しなくてはいけないの?」など、取り組みにくさがあります。投資できる期間も2024年から2028年の5年間となっています。期間が決まっている非課税制度になります。
また、つみたてNISAも2042年までしか新規に投資することが出来ません。金額は年間40万円です。投資してから20年間は売却したときの利益が非課税ですが、いずれのNISAも期間が定められています。
金融庁は、投資家の声や専門家の意見を聞いた中で、上記の期間の撤廃を要望(いわゆる恒久化ですね)。また、枠を拡大するように要望しているそうです(つみたてNISAは40万円×20年間=800万円)。
少し前に老後2000万円問題が取りざたされました。現在の数字は老後800万円問題だったりします。しかしいずれにせよ、今後年金の支給額が減少していく中において、自助努力で老後資金を作ってもらおうという事ですから、非課税枠の拡大を行い、老後資金をより多めに準備して欲しいという事だと思います。
金融庁には頑張ってもらい、なんとか制度の拡充を勝ち取って欲しいと思います。
がんばれ!金融庁!