新NISA開始まであと約4ヶ月半!
新NISAを利用して資産形成をするべし!と多くのメディアでも伝えられています。
でも、ネット記事やユーチューブをみても、自分はどうしたらいいのか分からないという方結構います!
そこで、新NISAの制度の解説はもちろんですが、どうやって利用していったらよいのかを分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
わからないからやってみない!こんなもったいない事はありません。
まだまだ時間はあります。私と一緒に投資家デビューしてみましょう!
目次
新NISAの内容を具体的に見てみよう!
NISAとは元々、利益が出ても税金いらないから、みんなで投資を始めてね!という国の施策でした。
これが、岸田内閣でもっともっとこの制度活用してよ!となり、制度の拡充が行われました。
非課税の制度がずっと続くすごい制度!
今までの一般NISAは、5年間の間に株や投資信託が値上がりして売却できれば、利益にかかったはずの20%の税金が無しでいいよというものでした。ということは、5年間の間に株価が上昇して儲かっていないと何にもお得が無い制度でした。
また、つみたてNISAは20年間積み立て投資をして、この投資を始めた年分から20年間の間に儲かって売却した利益に対して税金無しでいいよという制度でしたので、いずれにおいても非課税で運用できる期間が決まっていました。
それが今回は、いつ売却しても非課税でいいよという事になったんです。という事は、今30歳の人が新NISAを始めて、20年後の50歳の時に売却しなくても、60歳、70歳の時に売却しても非課税と事になりました。
これで、いよいよ老後資金への準備も非課税で出来ることになりました。
年間に投資できる金額が3倍になりました
NISAは年間に投資できる金額が決まっています。今までは「一般NISA」か「つみたてNISA」どちらかを選択して投資するという制度でした。具体的に見てみましょう!
今までの一般NISAは?
一般NISAにおいては、年間120万円まで投資する事が出来ました。120万円の内訳は、一度に120万円の株を購入してもよいですし、60万円の株を2回に分けて購入してもよいですし、毎月10万円ずつ投資信託を購入してもよいです。年間総額120万円までなら、その投資した物の値上がり分は非課税でいいという事になります。
今までのつみたてNISAは?
つみたてNISAにおいては、年間40万円まで投資する事ができました。月額33,000円を毎月積み立てて購入するという購入方法が一般的です。それほど大きい金額ではなく、投資も始めやすかった金額かも知れないですね。
新NISAはいくらまで投資できる?
新NISAにおいては、今までの一般NISA分を「成長投資枠」、つみたてNISA分を「つみたて投資枠」として、今後は両者を併用することが出来るようになりました。その結果、成長投資枠で年間240万円、つみたて投資枠で年間120万円、合計年間360万円まで投資できることになりました。
合計でいくらまで投資できるの?
一般NISAは5年間、つみたてNISAは20年間分非課税で投資できる制度でした。具体的に見てみましょう!
一般NISA
一般NISAは年間120万円を5年分非課税で投資できるので、合計600万円まで投資する事ができました。
つみたてNISA
つみたてNISAは年間40万円を20年間分非課税で投資できるので、合計800万円まで投資する事ができました。
新NISAは合計いくらまで投資できる?
新NISAは投資できる金額が大きくなりました。成長投資枠とつみたて投資枠合計で、1,800万円まで投資できることになりました。その内訳として、成長投資枠では最大で合計1,200万円まで投資できます。
今までのNISAは一般で600万円、つみたてで800万円の選択制でしたから、今回は1,800万円までと十分な金額を投資する事ができます。
成長投資枠とつみたて投資枠って何が違うの?
これまで、成長投資枠とつみたて投資枠で投資できる金額の事をお伝えしてきましたが、実はこの二つ、購入できる商品が違っています。具体的に見てみましょう!
成長投資枠
成長投資枠で購入できる商品をお伝えします!
- 株式(日本・海外)
- 投資信託
- 上場投資信託(ETF)
- REIT(リート)
例えば日本の株式であればトヨタやユニクロなど日本の上場している企業の株式が購入できます。また、海外の株式であれば、テスラやマイクロソフトなどアメリカで上場している企業の株式が購入できます。その他、投資信託や不動産を投資の対象としたリートというものへも投資する事ができます。
つみたて投資枠
つみたて投資枠で購入できる商品をお伝えします!
- 投資信託
つみたて投資枠では投資信託のみが投資対象となっています。また、投資信託も金融庁が選択した商品しか投資対象となっていません。商品数は2023年7月末現在で246種類の中から選んで投資する事になります。
つみたて投資枠の商品は、元々つみたてNISAで投資できる商品と同じものです。つみたてNISAでは長期に分散して積立て投資できる商品を金融庁のお墨付きの商品から選ぶことになっていました。(一部お墨付きではないようなものもありますが・・・)
よってこの部分は、投資できる金額が変わっても継続していくという事ですね。
もう一つ大きな変更点は!?
今までのNISAは一般でもつみたてでも、一度商品を購入してそれを売却しても、投資できる金額は残りの金額しか購入する事が出来ませんでした。
例えば一般NISAでまず100万円の株を購入したとします。残りの枠の金額は20万円です。100万円の株が150万円に値上がりしたとしてその時にこの株式を売却したとします。すると、残りの枠20万円ともう一回100万円の枠が復活するかというと出来ず、残りの20万円分しか投資する事が出来なかったのです。
生涯非課税限度額とは!
生涯非課税限度額とは、一人あたり合計1,800万円という限度額が設定されており、商品を売却すると再度購入できる金額が復活できるという制度です。
例えば長く投資を行っていき上限の1,800万円まで投資枠を利用してしまったとします。その時に、昔購入した株100万円が150万円になっていたとします。これを売却したとすると、なんと翌年に当時購入した金額分100万円が再投資できるようになるという制度です。
今までは投資枠の復活はなかったので何度も投資することが出来るようになる画期的な制度となります。
新NISAをどう利用していけばよいのか?
制度は分かったけど、実際どうしていったらいいのかが難しいんだよね・・・という声が聞こえてきます。
では、成長投資枠・つみたて投資枠をどう利用したらよいのかをお伝えしていきたいと思います!
つみたて投資枠と成長投資枠は同じものを購入していけばよい!
つみたて投資枠の商品は、金融庁が選んだ246種類の中から選んで投資を行うとお伝えしてきました。実は成長投資枠でも同じ投資信託が購入する事ができます。
成長投資枠で年間240万円、つみたて投資枠で年間120万円、合計360万円購入できるという事になりますが、投資できる金額次第でどちらの枠を利用していけばよいのかが違ってきます。
毎月5万円投資できる人は・・・
月額5万円投資できるのであれば、年間60万円をつみたて投資枠で投資していきます。これを生涯非課税限度額一杯まで投資します。1,800万円投資するのに30年掛かります。30歳の人が投資を始めて60歳になった時に1,800万円に到達するイメージです。老後の為の資金ですね。
仮に年間5%の運用が出来る商品に投資したとします。すると、元金1800万円がいくらになったのかというと!
なんと!
約4,180万円にもなります。かなり十分といった金額ではないでしょうか!
毎月10万円投資できる人は・・・
では、もう少し投資できる金額がある方はどうしたらよいのか?
月額10万円投資できるとしましょう。月額10万円であればつみたて投資枠の年間120万円の枠に収まるので、この方もつみたて投資枠で投資を行っていきます。非課税限度額一杯まで15年間掛かります。45歳の方が60歳まで投資するというイメージですね。
こちらも年間5%の運用が出来る商品に投資したとします。すると元金1,800万円がいくらになったのかというと!
なんと!
約2,680万円にもなります。先ほどの30歳の例と比べると投資している期間が短いので同じ金額まではいきませんが、880万円の利益があるという状況です。
月額30万円投資できる人は・・・
月額30万円投資できるとしましょう。月額30万円だとつみたて投資枠だけでは金額がオーバーしてしまいます。よって成長投資枠も利用して投資を行っていきます。内訳はつみたて投資枠10万円、成長投資枠20万円で合計30万円年間360万円MAX投資を行っていけるという場合です。非課税限度額一杯まで5年間です。
こちらも年間5%の運用が出来る商品に投資したとします。すると元金1,800万円がいくらになったのかというと!
なんと!
約2,050万円になります。このままあと10年間2050万円を投資続けていたとします。
するとどうなるかというと!約3,340万円になります。1,540万円の利益がある状態です。
月額10万円の方と投資している期間は同じですが、より早く投資を行ったことにより、運用で得られる利益が多くなりました。
投資できる金額は家計によって違ってくる!
上記の様に毎月投資できる金額によって利益は違ってきますが、毎月5万円のプランでも十分な資産形成ができます。月々の収入から家計の支出を差し引いて、当面利用する予定のない金額で投資を行います。(2、3年後など直近に利用予定のある資金は預金でもよいと思います)
投資対象はどうしたらいい?
私のお勧めする投資対象は、資産形成を行っていくという目的であれば、つみたて投資枠で選択されている投資信託で十分だと思っています。
考え方をお伝えしますね!
今後も世界の人口が増え、みんなが豊かになりたいと一生懸命仕事をし、お金を稼いで服を買ったり、美味しいものを食べたり、お家を建てたり、家電を購入したり、車を買ったりすれば企業が儲かる。
企業が儲かるという事は株価も上がる。
株が上がるなら株式を対象とした投資信託がよい。
どの会社が今後成長するのか分からないから、出来る限り世界中の会社の株を持っていた方がよい。
ということは、全世界の株式を対象とした投資信託で十分ではないか!ということです。
ユーチューブやネット記事でアメリカの株式で構成される投資信託を勧めている物も多くあります。
S&P500というものや全米株式などに連動して価格が決まる投資信託などです。
もちろん、アメリカがすべてという方はこの投資信託でもよいのですが、私の考えとしては、全世界の企業を保有する方が今後の世界経済の成長を受けられる可能性が高いと思っています。
ちなみに、全世界株式向けの投資信託も内訳としてアメリカが約60%入っていますので、アメリカの企業の成長も、もちろん恩恵を受けることが出来ます。
NISAの始め方に不安があるという方の為に!
新NISAの事は分かったけど、始めるのには不安があるという方もいらっしゃると思います。
そういう方の為に「瀧澤FP事務所」においては、新NISAでつみたて投資を始めてみたい方向けのサービスを用意しています。金融機関はどこを選べばいいの?ネット証券でいいのかな?でもネット証券はなんだか不安?どうやって口座とか作るの?投資ってしたことがないからやり方が分からない?など、不安があると思います。こういった不安を解決して、安心してつみたて投資を始められる支援を行なっています。
それが、『つみたて投資スタートパック』です。このサービスを受けることで、つみたて投資の専門家のアドバイスを受けながら、迷うことなく投資が始められます。
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