投資信託の販売はネット証券が若者のメインの時代へ

2021年7月から9月の投資信託の販売額でなんと!楽天証券が野村証券などの対面型の証券会社を抜いて首位だったそうです。楽天証券の主なつみたて投資の顧客の内、30代以下が60%~70%を占めているそうです。新規の口座開設数が伸びたのは「つみたてNISA」が始まった2018年頃からとのことです。

老後の資産形成には、低コストで「長期・分散・積立」投資を行うことが王道の方法だという事を理解した上での行動だと思います。

その中でも、つみたて投資の対象として購入されているのが、eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)シリーズでしょう!インターネット証券向けインデックスファンドの商品で、圧倒的にコストが低い事が特徴となっています。

もうひとつは 「楽天・バンガード・ファンド」という人気の商品があります。全世界や全米に投資することができる投資信託です。こちらも低コストで運用してくれる商品となります。

実は、私の所にご相談いらっしゃる方で、将来の資金のつみたて投資をしている人は、100%インターネット証券で長期・分散・積立投資を行っています。証券会社は主に2つで楽天証券かSBI証券です。LINE証券やマネックス証券などはまだまだです。若年層の方はスマホのアプリでサクッと始められる手軽さと、人を介さない煩わしさのない気軽さを求めているのだと思います。

また、投資を始める金額のハードルの低さもあると思います。投資信託は100円から購入する事が出来ます。100円で月々つみたて投資をしても年間1200円にしかなりません。投資の経験者は「そんな金額じゃ増えてもたいしたことないから無駄だよ」という方もいます。

しかし、まずは始めてみる事!これが重要だと考えます。まず始めてみて資産の増減を感じ取ってもらいたいと思います。仮に100万円投資できるとして、その直後「OOOショック」が来て30%価格が下落したとします。一気に70万円になってしまいます。「こんなはずじゃなかった」と思い恐らく売却してもう二度と投資は行わないでしょう。

そうした、価格の変動になれることが重要です。もう一点は100円が70円になってもほとんどの方が痛くも痒くもないと思います。むしろ安くなったんだから追加して買ってみよう!そうしたら、購入単価が下がった!などと嬉しく思う場面もあるかも知れません。

こういった経験をし、当初100万円投資できるとしても、10万円から始めてみて、下落時に追加で投資できる資金を待機させておいて、もしもに備えながら投資を行うこともできます。つみたて投資で毎月OO円購入するという投資で有れば、値下がり値上がりを気にすることなく投資することもできます。

30代・40代の方は老後の資産形成の為に投資をするのであれば、短期の上下変動に一喜一憂せず、むしろ半年に一回状況を見る程度でもよいと思います。それでは投資の楽しさが無いというのであれば、インターネット証券の口座で現物の株を買ってみて、優待をもらったり、配当金をもらったり、値上がり値下がりを実体験してみてもよいと思います。

「10万円以下で購入できる優待株」と検索すれば、クオカードやお米券、買い物割引券など色々あります。自分でハラハラドキドキしない程度の値動きのある株式投資への経験はとてもよいものになります。

まず始めてみる事、それが使いやすいインターネット証券ならアプリでサクッと買ってみる!そんな気軽さでよいと思います。始め方が分からないときはお気軽にご相談ください。

瀧澤宏行
山梨でつみたて投資に一番詳しいファイナンシャルプランナーとして、「つみたて投資で資産を10年後に2倍にする3つのポイント」をお伝えしている。主に30代~40代のこれから老後の資産の形成を始めようとしている女性向けに、資産運用の始め方や、運用の方法をアドバイス。ファイナンシャルプランナーとして10年の相談実績と、10年の投資経験を活かしてアドバイスをしている。

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