つみたて投資の仕組みや特徴は?

コツコツと投資する「つみたて投資」の仕組みと特徴をお伝えします。

一番のポイントは値下がりしても資産が増えていることがある!という事です。

価格が下がっても資産が増えている?何が何だか分かりませんよね。

詳しくお伝えするので安心してください。

だからこの投資の方法が一番なんだと分かってもらえると思います

投資は安いときに買って、高値で売らないと儲からない!という考えにとらわれすぎるな!

投資は大金を一度に投資するから、「安い時を見計らって買い、高くなったら売り抜ける!」。

これが投資の常識だと勘違いして、このような考えにとらわれすぎると、ギャンブルの要素が大きくなってしまいます。

この価格の上がり下がりを当てに行って投資をすることは、とても難しい事なのです。

明日の株が上がるか下がるかなんて、タイムマシーンに乗って未来から来たドラえもんくらいしか分からないことです。

私がお伝えする長期のつみたて投資は、こういった上げ下げの価格当てゲームのようなものではなく、あわてずゆっくりと資産を増やしていくウサギとカメならカメのような投資方法です。

つみたて投資は値下がりしても安心してつづけられる

つみたて投資中に価格が半額に下がっても資産が増えることもある!?

価格が半額になる値動きを見てみましょう!

当初1万円だった商品が7年後に2,000円その後10年目に5,000円になっていたとする。投資を始める時に120万円一括投資を行っていたら、10年後の資産は半分の60万円である。

しかし、毎月1万円を10年間つみたて投資をし、合計120万円投資をしたとすると、10年後の評価額は何と約140万円にもなっているのである。

なぜこんなことになるのかというと、値下がりする最中もつみたて投資ではずっと買い続けるので、例えば価格が2,000円になったときの購入数は価格が1万円の時の5倍もの数を購入できるからである。

安いときに一杯買い込んだ分が最後5,000円になった時に大きな資産となっているのである。

一定の価格まで戻れば資産が増えるので安心感がある。

もちろんつみたて投資も価格はある一定程度まで戻る必要がある。

価格が戻らず最終的に0円では資産は10年続けても0円である。

いくらまで価格が戻ればよいのかは投資先商品の値動きと、それまで投資してきた期間を見て判断するしかない。

この計算は難しいかもしれないので、プロのアドバイスを受けることを勧める

人は、利益より、損失の方がダメージが大きい!

つみたて投資は、価格が下がることの損失への恐怖をあまり感じずに投資を行う方法である。

ここで、あなたがいかにお金が増える(利益)よりも、失う事(損失)に堪えられないかテストをしてみよう。

あなたならどちらを選びますか?

質問①お金が増える(利益)場合

A:100万円を無条件でもえる
B:200万円を確立1/2でもらえる
あなたならどちらを選びますか?

ほとんどの人は堅実なAを選びます。
何も手に入らないリスクは嫌だ。
確実に100万円をもらう方がいいと無意識に判断するのです。

質問②お金を失う(損失)場合

A:100万円の借金が半分になる
B:100万円の借金が確立1/2で帳消しになる
あなたならどちらを選びますか?

質問①で堅実なAを選んだ方は②でも堅実なAと答えそうですが、実は多くの方はBを選びます。
借金(損失)が残るのは嫌だ。
リスクがあっても帳消しになり可能性がある方がいいと判断するのです。

こういった知らず知らず知らずのうちに感じている、価格が下がることへの恐怖を気にせず投資できること(むしろ投資した当初は値下がり歓迎)がつみたて投資の強みでもあります。

そろそろ上がる!?そろそろ下がる!?などタイミングは関係ない

投資を始めるタイミングの問題は(今底値なのか高値なのか)つみたて投資には関係ない

つみたて投資においては投資を始める時期、タイミングはまったく気にしなくていい。

なぜなら、長期間におけるつみたて投資において最初の1回目の購入は毎月購入を10年間続けるとしたら、120分の1の購入でしかないからだ!

それなのに、今は価格が高いみたいだからもう少し待ってから始めるという判断自体する必要はない。

こういったことを考える時間があるなら、YouTubeで大食いユーチューバーを見ていた方がよっぽど楽しいだろう。

つみたて投資において重要な事は、最後の出口の出方である。(なぜなら投資の評価は口数×価格できまるから

つみたて投資において結果に及ぼす重要な事がある。

それはコツコツ投資して積み上げてきた資産の売却(出口)である。

仮に1万円の価格で投資を始め10年間コツコツと投資をしてきたとする。現在の価格は始めた時と同じ1万円である。

現在の資産は投資した金額より増えているとする。

いよいよ売却をと思った矢先コロナショックのようなことが起こったとする。

一瞬にしての大暴落である。

あっという間に価格が7,000円になんてこともある。

その時にすべてを売却しようと思ったら、なんと投資した金額よりマイナスなんてこともある。

コツコツと積み上げてきた資産の評価額は口数×価格で決まるので、最後の出口での価格が重要なのである。

(もちろん一括で売却する必要は住宅ローンの繰り上げ返済用などでなければするひつようはないのですが)

つみたて投資は短期間の値上がりは歓迎できない

つみたて投資においては短期間の値上がりは歓迎できない。

これは、お伝えしているように、つみたて投資においてはいかに多くの口数を購入するかがポイントである。

投資を始めたばかりのころに、選んだ商品が相場とともに急上昇していくと、ほとんど商品を保有していない状態での価格上昇である。

これでは購入するときも少しずつしか購入することが出来ず、資産が増える状態にはなかなかならないというのが現状である。

継続し続けることが一番大切

ゆえに、つみたて投資においては、継続して購入し、口数を積み上げることがいかに重要かお分かりいただけたと思う。