つみたて投資の分かりやすいメリット

投資を始めるためには!

  • まず自分の掘っているお金の色分け
  • 月々いくら投資にまわせるのか収支を把握
  • いつまでにいくら必要なのか把握する

ということが必要でした。

投資は、いきなり大きなお金で一括で投資する方法と、コツコツつみたての様に投資する方法があります。

投資を始める準備ができたら、次は資産運用の王道である投資のスタイル

「つみたて投資」についてお伝えしていきます。

『100円』という少額の資金から投資を始めることができる

少額から投資ができるメリットとはまず始めやすいという事です。株式投資などのように、ある程度まとまった資金が必要となる他の資産運用とは大きく異なる点です。

つみたて投資を始めるには、大手銀行ではまだまだ1万円からという所もありますが、ネット証券会社では100円から始められます。月々100円では年間1,200円なので、もちろん老後資金には足りませんが、投資を実感することができます。

投資を始めてみることで、値上がり値下がりを体験することが重要です。投資はギャンブルと違う。いっぺんに無くなるものではないが、10円20円と値上がり、値下がりするのを体験することで「あの時に売却しておけばOO円儲かった」というような感覚をつかむことができます。

そして段々と投資金額を増やしていく。増やしていく中で金額の増減がどこかのポイントで心の許容範囲を超えてくると、ドキドキするようになる。その辺りが個人個人のリスク許容度といえます。

ただ、少額の投資でもやがて、「チリも積もれば山となる」と言われるように、老後資金の山の一部を形成するようになるでしょう。

例えば月々1万円つみたて投資ができるようになったとします。1年で12万円、10年で120万円、20年あれば240万円もの運用資金ができます。これを日本株・外国株・日本債券・外国債券の4つに分けて20年間投資したとすると、2001年~2020年まででは元本240万円が393万円に増えていました。実に+153万円の運用の効果です。

これが、月々2万円、3万円へと増えて言った場合に、どれだけのワクワクが待っているか想像してみてください。

回数を分けてコツコツつみたての様に投資するので、買うタイミングを分ける効果がある

買うタイミングを分ける効果とは、投資している商品の価格が変動している中で、高いときは少なく購入し、安いときには多く買うという事です。

投資はどのタイミングでどの位の金額を買うのか?(言い換えれば安いときにどれだけ投資するのか?)という事を投資を始める人は重視します。しかし、いつが安くていつが高いなんて誰にも分かりません。後になってあの時は高かった、安かったと分かるものです。

コツコツとつみたてのように投資する方法では、こういった事は関係なく、常に買うことができることが重要なのです。

最近の事例でお話ししましょう。

2020年の株式相場はコロナショックで3月に入りとても大きな値下がりに見舞われました。コロナウィルスによるパンデミックです。誰もが恐怖におののき投資どころではありません。見る見るうちに株価が値下がりしていきます。

この時に誰が冷静に買いを入れられると思いますか?株式相場の格言に「落ちてくるナイフはつかむな」というものがあります。下がっている株はどこまで下がるか分からないからです。

しかし、つみたて投資ではこういったときも常に購入しています。これこそ安いときにはいっぱい買える状態です。つみたて投資のメリットとしては、いついかなる時にも自分の感情は関係なく投資を続けている事こそが最大なのです。

一度つみたて投資の購入を設定すると、その後は自動的に知らないうちに投資をしている

つみたて投資の購入は一度自動購入の設定をすれば、あとは自動的に定期的に購入してくれます。忙しいときに買い忘れた!ということはありません。むしろ忘れているくらいでちょうどいいのです。

先の例でもお話したように例えば価格を気にしすぎて、大暴落の時にはせっかくのつみたて投資を止めてしまう方も多くいます。しかしこれではせっかく始めた投資が台無しです。

投資を始めたばかりの方は、価格の上下の恐怖にさらされない自動で買い付ける「つみたて投資」が一番適しています。月に一度くらい資産状況を確認する程度でいいでしょう!