資産運用を始める前にお金を使い道別に色分けしましょう!

今持っている預貯金を色分けする

日常生活で使う資金の予備のお金

日常で使う生活資金の予備として、生活費1年分は普通預金口座に入れて確保しておきましょう!

生活費の中身は、食費、水道光熱費、携帯代、日用品費、衣服費、小遣い(夫・妻)、交通費、医療費、保険料、住宅費、その他雑費などです。

もし収入の柱である配偶者が病気などで働けなくなった場合、会社を休まなくてはなりませんが、1年6カ月は傷病手当金を健康保険から受け取ることができます。受給できる金額は働いていた時の約60%です。

しかし、これだけでは今まで通りの生活は送ることができません。
住宅ローンの返済は軽減されるわけではなく、水道光熱費や食費も今まで通りかかってきます。
今までの生活を送れるように、何かの時の為に生活費の1年分はまず確保しておきましょう。

もし、「現在全く足りない」という状態であれば、まずは半年分をキープ出来るように<投資を始める前に>預貯金を準備できるまで頑張りましょう!

5年以内に使う目的があるお金

5年以内に使う目的があるお金は、安全性を重視した預け先や元本保障のところへお金を預けましょう。

近い将来のお金!例えば住宅購入費の頭金や、大学の入学金の準備、結婚の為の資金などです。
予定している時に決まった金額を支払う資金は、減らしてしまうとせっかく準備してきたことが台無しになってしまいます。仮に住宅購入のための頭金にしようと準備していたお金だとします。仮に3年後に300万円が運用の失敗で200万円になってしまった場合、住宅予算も100万円減らすことになります。または、100万円多く住宅ローンを借りるとすると、35年返済で月額約3000円の負担増になります。ずっと負担が増えることが、長きにわたって家計にどう影響するのか見極める必要が出てきます。

預け先の検討ですが、できるだけ金利が高い預け先が候補となります。
青いお空の銀行は現在0.2%の金利が付きます。


インターネット証券とインターネット銀行を組み合わせると、銀行の金利が一般の銀行の普通預金と比べて100倍になるところもあります。

当面は使う予定のないお金

当面は使う予定のないお金は投資にまわしてもよいお金です。

この資金を元につみたて投資を始めていきましょう。

まずは、一度に投資をしてしまうのではなく、少しずつ分けて投資する方法で資産運用します。

仮に100万円投資に振り分けられる資金があったとします。最低でも2年間に分けて投資を行っていきます。月に一度4万円ずつの投資で合計25回です。実は投資において「投資する時間の分散」は、とても重要な役割を果たします。しかし、時間分散が長すぎると、せっかくまとまったお金を持っているのに、投資に回っていないお金(待機中のお金)が多くなると、投資としての資金効率が悪くなります。
このお金の他に、毎月つみたて投資を行う資金もプラスして投資を始めます。

なぜ、当面は使う予定がないお金なのに、すぐに一括で投資しないのか?
これは、一括投資のリスクの高さから、リスク許容度を遥かに超えてしまう可能性が高いからです。