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コストで比較することが重要
アメリカの株式や日本の株式、先進国の株式、世界の株式丸々投資対象とする投資信託というものがあります。
いわゆる『インデックス』と言われる投資信託です。
インデックス投資においての商品比較はコスト(保有時に掛かる費用・・・信託報酬)を比較することが重要です。
インデックスとは、ある指数に連動するように値動きする投資信託です。
例えばアメリカの株式であれば、『S&P500』という代表的な指標があります。
これはどういう指標かというと、アメリカの代表的な株式500銘柄をまとめた値動きを示す指標です。
(この中にはアップルやアマゾン、フェイスブックなども入っていますよ)
この指数に連動する投資信託を購入することができるのですが、同じように連動する投資商品でも保有時のコストが違ってきます。
例えばAという投資信託は、信託報酬が0.09%であるのに対して、Bという投資信託は0.61%費用が掛かります。
実に0.52%の違いが出てきます。100万円預けると年間5200円の違いがあるということです。
実際の運用益にも違いが出ています。
Aは年間43.53%、Bは年間42.31%のリターンと投資対象が同じにもかかわらず差が出ています。
どんな投資信託があるのか?
例えば先ほどお伝えした『S&P500』を投資対象とした投資信託をいくつか挙げてみたいと思います。
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- ifreeS&P500インデックス
- 農中つみたてNISA米国株式S&P500
上記の様に同じ指数を投資対象とした商品がいくつかあります。
どの商品も指数に連動するように設計されているにもかかわらず、コストが違うという事です。
アメリカの株式はどれを投資対象として選べばよいのか?
アメリカの株式を投資対象とする投資信託は何種類もあります。
先ほどお伝えしたS&P500を投資対象としたもの
ニューヨークダウ(NYダウ)を投資対象としたもの
全米の株式を投資対象としたもの
などです。
S&P500は500種類
NYダウは30種類
全米は約3700種類
の株式を対象に投資を行います。
より多くの銘柄に分散投資を行いたいと考えるのであれば、全米が投資対象となります。
時価総額で全体の80%を占めている指数が投資対象として考えるのであればS&P500が投資対象となります。
NYダウは時価総額(株式規模)が大きい、企業として名が通っている、持続的な成長をしているなどの特性から厳選された30銘柄が投資対象となります。
どれを選ぶか個人差があると思いますが、私は時価総額ベースで80%を占めているS&P500か全米の株式が投資対h層となっているものを選びたいと思っています。